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ディズニーリゾート情報/JCB THE CLASS(ザ・クラス)利用記
ザ・クラス取得には
まずは‘JCB GOLD’から




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2011年12月3日はN響定期のAプロ。マーラー没後100年を記念して、交響曲第8番「一千人の交響曲」がとりあげられた。
NHKSO
N響がこの曲を演奏するのは実に19年ぶり。前回は若杉弘の指揮だったが、あまりに情けない演奏でガッカリしたのを、昨日のことのように思い出す。あれは高校3年生の1月だったか。

そもそも、この曲に興味をもつようになったのは、1991年11月14日、サントリーホールで聴いたケルン放送交響楽団×ガリー・ベルティーニの演奏に出会ってからだ。高校3年生の若造が1階10列目程のど真ん中で彼らの演奏を聴くなんて、贅沢にもほどがある。この世の演奏とは思われぬほど至福の時だった。あまりの衝撃に恍惚としていた。もっと贅沢なのは、自分では1円もチケット代を払っていないということだ。あの演奏会に連れて行ってくださったT先生の恩を忘れたことは一度もない。

これをきっかけに、国内で演奏される「千人」には可能な限り足を運んだ。(以下、記憶している限り記す)

1991年11月 於:サントリーホール
指揮:ガリー・ベルティーニ
ケルン放送交響楽団
ケルン放送合唱団
南ドイツ放送合唱団
プラハ・フィルハーモニー合唱団

1992年 1月16日 於:NHKホール
指揮:若杉弘
NHK交響楽団
晋友会合唱団
東京放送児童合唱団

1992年11月 於:東京芸術劇場
指揮:ヅデニック・コシュラー
読売日本交響楽団
晋友会合唱団 ほか

1994年3月15日 於:新宿文化センター
指揮:オンドレイ・レナルト
東京都交響楽団

1999年3月15日 於:新宿文化センター
指揮:エリアフ・インバル
東京都交響楽団
新宿文化センター開館20 周年記念合唱団
東京放送児童合唱団

2004年5月20日 於:横浜みなとみらいホール
指揮:ガリー・ベルティーニ
東京都交響楽団
晋友会合唱団
東京荒川少年少女合唱隊

2008年4月28日 於:東京文化会館
2008年4月30日 於:サントリーホール
指揮:エリアフ・インバル
東京都交響楽団
晋友会合唱団
NHK東京児童合唱団

2011年12月3日 於:NHKホール
指揮:シャルル・デュトワ
NHK交響楽団
東京混声合唱団
NHK東京児童合唱団

うーん、記憶違いがなければ9回目。演奏機会が極めてまれであることを考えると、異常な多さだ。

今回のN響は、弦が20型(10-9-8-7-6)と、この曲にしては若干縮小規模。それでもステー​ジは概算500人ほどいたのではないか。オケピの先端ギリギリまで配置していて「これがあのNHKホールか!?」と目を疑うほど、舞台を狭く感じた。ソリストは当初予定から3人変更になっていたが、バスのジョナサン・レマルを除けば、良い人選だったと思う。
1992年(若杉弘)の演奏と比べるのもどうかと思うけど、一昨日の方が安定​感と色彩感、ソリストの質で大きく上回っていたように思う。

それにしても・・・
グレートヘンの「この方を導くことをお許しくださいまし。まだ新​しい日の光をまぶしがっているのです(聖母マリア登場の直前部分​)」を聴くと本当にゾクゾクする。目頭が熱くなることもある(ソリストのインスピレーションがあえば)。あの詩にあの旋律。あんなに​グッとくる場面はなかなかない。だってね、グレートヘンは恋ゆえに母と兄と嬰児を殺したあげく、ファウストに捨てられて、牢獄につながれ、精神錯乱状態でこの世を去るんですよ。自分の人生を「これでもか」というほどメチャクチャにしたファウストを呪うどころか、メフィストに魂を売り、権力の限りを尽くし、ついには盲目となって倒れ死んだ彼の魂を救済するのは、グレートヘンのこの言葉なのだから。

60年という歳月を費やして完成させたこの戯曲の最後を、ゲーテはこう締めくくっている。

亡(ほろ)びゆくものは
すべてこれ比喩。
及ばざるものが
ここになし遂げられ、
言いがたきものが
事実となって成就した。
永遠の女性は、高い空へ
われわれを導く。


「ファウスト」は全12110行の戯曲。
ゲーテはこの8行を伝えるが為に、24歳から82歳まで、人生の全てをかけて「ファウスト」を書き続けたのではないかと思えてならない。
なお、マーラーの交響曲第8番・第2部は、この12110行のうち、わずか後半267行を題材としている。

ゲーテに感謝、マーラーに感謝である。
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インバル×都響のマーラー・チクルス(2度目)が来年9月からスタートする!

インバルのプリンシパルコンダクター就任披露演奏(マーラー8番)は「離陸失敗・操縦不能・失速寸前のジャンボジェット」のようで、オケがインバルの要求に応えきれないのが私のような素人にでもわかる、お粗末なものだった。でも、ここ数年で、都響の演奏水準はグッとあがってきていると僕は感じている。特にインバルとの間に生まれる心地よい緊張感は、聴き手としてはたまらない魅力だ。

ベルティーニが逝去前の2004年5月、都響と最後に取り組んだマーラー8番・9番は本当に素晴らしかった。インバルが「我がマーラー演奏の集大成」と明言している今回のチクルスも期待せずにいられない。

【以下、公式HPより抜粋】

インバル=都響 新 マーラー・ツィクルス  概要
INBAL + TMSO / NEUER MAHLER-ZYKLUS

出演/エリアフ・インバル(指揮)、東京都交響楽団 ほか

■ツィクルス①9月20日(木)19時
定期演奏会Aシリーズ(東京文化会館)
さすらう若人の歌
バリトン/小森輝彦
交響曲第1番「巨人」

■ツィクルス②9月29日(土)14時
作曲家の肖像シリーズ(東京芸術劇場)
交響曲第2番「復活」
ソプラノ/澤畑恵美
メゾソプラノ/竹本節子
合唱/二期会合唱団

■ツィクルス③10月28日(日)14時
作曲家の肖像シリーズ(東京芸術劇場)
交響曲第3番
メゾソプラノ/池田香織
女声合唱/二期会合唱団
児童合唱/東京少年少女合唱隊

■ツィクルス④11月3日(土・祝)14時
作曲家の肖像シリーズ(東京芸術劇場)
子供の魔法の角笛
バリトン/河野克典
交響曲第4番
ソプラノ/森麻季

■ツィクルス⑤2013年1月22日(火)19時
定期演奏会Bシリーズ(サントリーホール)
リュッケルトの詩による5つの歌
メゾソプラノ/イリス・フェルミリオン
交響曲第5番
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震災以降、ミューザ川崎が少なくとも半年は使えない(天井落下のため)等のハード面ではもちろん、ソフト面からもエンターテイメント自粛の波が広がっています。

muzakawasaki

事実、既に購入済みだった今月の演奏会は全てキャンセルとなり、私の知る限りでは、首都圏のオケで昨日までにコンサートを予定どおり実施したのは下野竜也&読売交響楽団(3月19日:芸劇、3月20日:みなとみらい)、小泉和裕&新日本フィルハーモニー(3月24日:芸劇)くらいです。
いまだに復興への道筋が見えない多くの方々の身の上や、大震災で亡くなられた方々のことを思えば「今はそんな時期ではないだろう」と考えるのも当然だと、自身に言い聞かせていました。私にとって音楽は「生活の一部」あるいは「自己啓発の手段」だと思い込んでいたので我慢できたのですが、それは大いなる勘違いでした。こんな時期だからこそ、音楽が欲しい。人間の生の声を、音を、心を聞かずにはいられない。音楽は単に人生に潤いや刺激を与えるものではなく、命そのものなんだと気付きました。

そんな中飛び込んできたのが「東京交響楽団が出演者・プログラムを変更してまで26日に演奏会を実施する」という情報。指揮者(音楽監督)ユベール・スダーン、ソリストのアレクサンダー・ガヴリリュクが渡航自粛勧告で来日できなくなったとのこと。代役として白羽の矢が立ったのが「炎のコバケン」の愛称でおなじみの小林研一郎氏。プログラムはフランクの交響変奏曲やベルリオーズのテ・デウムから大きく変更され、モーツァルトのレクイエムとベートーヴェンのエロイカに。
計画停電、鉄道運行状況、払い戻し費用等を考えれば今の時期に開催するのは「危機管理能力・経営能力の無さ」や、いわゆる「空気の読めなさ」を露呈することにもつながりかねず、さらには大赤字を生むことが火を見るよりも明らか。一歩間違えれば楽団を潰すことにもなりかねません。余程のバカか世紀の英断か、と意見が分かれるところですが、この情報に「砂漠にオアシスを見る思い」をしたのは私だけではないはず。昨日(25日)夕刻に情報を得て、楽団事務局に問い合わせたのですが既に営業終了。JCBのコンシェルジェ・デスク等も活用しながらチケット入手を試みたのですが、結論として当日の「キャンセル待ち」での購入しかできないとのことでした。販売が開演1時間前からとのことだったので、昼過ぎにはサントリーホールへ。寒さや花粉に負けそうでしたが、16時半を過ぎると私の後ろには長蛇の列ができていました。でもキャンセルがでているのは40席程度。この人達全員が買えるわけではないのだろうな、と申し訳なく思いながらRB席を入手しました。
しかし、開演5分前になっても客席がうまりません。チケットは完売しているはずなのに。最終的には少なく見積もっても350席ほどの空席がありました。プログラム変更を知って来場しなかったのか、それとも・・・。無事を祈りつつ、静かに開演を待ちました。

開演に先立って、小林研一郎氏の呼びかけに応じ、会場の全員で起立・黙祷。そして、静かにファゴットとバセットホルンに導かれて入祭誦がはじまりました。
被災者の方々への配慮か定かではありませんが、サンクトゥスやベネディクトゥス等の奉献誦はカットされ、キリエ、セクエンツィアまでで終了。小林研一郎氏の鬼気迫る指揮は予想していたものの、演奏者と聴衆の気持ちが同じベクトルに向かったあのような演奏はかつて経験したことがなく、心臓に熱湯を注がれたような熱さに、しばし我を忘れていました。セクエンツィア最後の「ラクリモサ(その日は涙に暮れる日)」は、モーツァルトの絶筆として知られていますが、本日のパンフレットには次のような歌詞対訳が掲載されていました。

涙にくれる、その日、
人は塵から蘇り、
裁きを受けるために引き立てられる。

神よ、この者をどうかかえりみてください。
慈しみ深い主、イエスよ、
彼らに安息を与えてください。
アーメン


自身も福島県いわき市出身の小林氏。思うようにリハもできなかったと推察されるが、彼のタクトから放たれる「被災者に命を」との烈々たる思いが総勢350名のオケと合唱を美事に結束させていました。
一通りの拍手のあと、小林氏の提案でラクリモサを再度演奏することに。ただし、終演後の拍手はなしで。「亡くなられた方々への哀悼の意を込めて、客席の方も一緒に心で歌ってください」との言葉から始まった演奏は、どんな熱演もあっさりに感じさせる魔力を持つ、あのサントリーホールが唸るほどの鎮魂歌となりました。



終演後、ソリストや楽団員はもちろん、小林研一郎氏もロビーに即座にかけつけ、義援金を呼びかけていました。

solist
kobaken

70歳の体に鞭打って「そんなに大金じゃなくてもいいんです!少しでいいですから!」と叫ぶ氏に「命の演奏、ありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えて会場をあとにしました。


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2010年も終わりですね-。ショッピングに出かけると、既に「春の海」をBGMで流しているところもあったりします。箏と尺八で奏でられるこの名曲に対するイメージが、あるテレビ番組をきっかけに大きく変わってしまいました。その番組とは…

ね、台無しでしょ-。春の海を聴くたびにこの映像が頭に浮かぶって、相当なインパクトですよ。ほとんど病気ですね
「うんちょこぴー」というフレーズが子どもに大人気で、今年はピラメキーノとかいうテレビ東京の番組でまさに「ちょこっと」売れていたようです。でも、彼の名前がGO!皆川だということはあまり知られていないですよね。

毛がフサフサに復活!
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「アメをなめた」という意味ではありません
クラシック界ではバーンスタインの作品として「ウェストサイドストーリー(脇腹物語ではない)」に次ぐ人気をもつ名曲ですが、今日はこのミュージカルを観てきました。
指揮はバーンスタイン最後の弟子として有名な佐渡裕さん。彼は近々ベルリンフィルを振るということで話題となっていますよね。
前回のオーチャードでは、想像を絶するひどい演奏を聴かされたので、期待せずに行ったのですが・・・
久々の名演にちょっと感動してしまいました
佐渡裕、なかなかやるな
ちなみに、JCBコンシェルジェが「さどひろしさんですね?」と軽くボケてくれたので、「ゆたかだろ」と突っ込んでおきました

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昨日のことですが、ずっと楽しみにしてきた「ムサシ」を観に行ってきました
今日(10日)が千秋楽なんですよね。

吉川英治の「宮本武蔵」も大好きで、何度となく読み返しましたが、今回の舞台はその続編といったところでしょうか。どんなムサシに出会えるかドキドキしていました。
「巌流島の決戦後、佐々木小次郎は一命をとりとめていた」という設定で展開していくのですが、脚本は井上ひさし。内容としては洗練されていると思えませんが、それを補ってあまりある演出(蜷川幸雄)、音楽(宮川彬良)、舞台美術が素晴らしい!楽しいひとときでした

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久々に休みがとれた昨日は「(映画)ファン感謝デー」でもあったので、映画を2本観ました。一つは「あなたは私の婿になる」で、ラブ・コメディですね。女上司役のサンドラ・ブロックって、いかにも気の強そうな中年おばさんで、きれいでもない(失礼)のですが、そのマイナス・イメージをライアン・レイノルズがうまーくプラスに転じていくんですよね。キャスティングがうまいなーと思います。それにしても、映画館であんなに笑いが多いのは初めてでした。結構みなさん声を出して笑うものなんですね。オススメですよ。
もう一つは「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」です。実は私、マイケルのファンでもないしレパートリーも知らないんです。彼が関わった曲で歌詞を知っているのは WE ARE THE WORLD くらいで、ハッキリ言って、なぜ彼があんなに支持されているのか知ろうともしませんでした。興味がなかったんですね。
そんな私が、なぜ彼の映画を観ようと思ったのか!? ・・・「今観ておかないとダメだよ」という声が、どこからか聞こえてきたんです(うそ)。でも、こんなに世界が熱狂するビッグ・スターから、何か啓発を受けたかったのは確かです。
会場は満席。シネマ・イクスピアリがあんなに混んでいるのを見るのは初めて。2時間を超える作品でしたが、会場の人が身じろぎ一つせずにじっと見入っているんです。実際、私の知っている曲は「スリラー」だけでしたが、不思議とどの曲も昔から知っているような気持ちになっていました。この映画、制作者達のマイケルに対する深い「尊敬の念」と「愛情」で出来ています。

私がマイケルについて感じたことを一つ。
彼は現代のモーツァルトだったんじゃないかな。
モーツァルトの音楽は国境を越え、イデオロギーを越えて今もなお愛されています。「それはなぜか」と、高校時代の恩師が語ってくださったのを思い出しました。

モーツァルトは幼い頃、出会った人に「きみは僕のこと好き?僕は君が好きだよ」と言うことがよくあったという。長じてなお、彼は音楽という言葉を通して、人々に同じように語りかけているように思えてならない。モーツァルトのオペラには様々な人物が登場するが、たとえどんな悪人であっても彼はすばらしい音楽を与えている。彼の作品を聴けば聴くほど、モーツァルトはよくよく人間が好きだったのだと思う。欠点も長所も合わせ持った存在として、在るがままの人間を愛する・・・そんなところに、彼の音楽が万人に愛される所以があるのではなかろうか。

マイケルもまたしかり。そんな思いを強くした2時間でした。
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感動で全身に電気ショックが走るような演奏に出会ったことはありますか?私は過去に、聴衆として1回、プレイヤーとして1回、指揮者として1回、そんな経験があります(本当に少ないね・・・)。
先日テレビを見ていたら、違った意味で衝撃的な歌声に遭遇してしまいました。その歌声というのは・・・

オードリー若林
ごきげんだぜっ! です。

※携帯の方はこちら
(データ多用につき、パケ・ホーダイ等契約の方のみ!)

ここまでくると「ふきげんだぜっ!」ではないか?との説も生まれるようです。勉強になります(笑)
ところで、めちゃイケの「歌がへたな王座決定戦」って、みんな本気で歌ってるんですかね?計算し尽くしてるように思うんだけどなー。
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ビッグスターの急逝でDVDが再生産されてますよね。
つい半年前、どうしてもこのメイキングビデオが必要だったので必死で探したのですが、どこも「品切れ・入荷予定無し」だったんです。仕方なくオークションで落としたのですが、これがけっこうな値段だったんですよ!今なら2000円前後で買えるのに・・・orz

実は今、この曲を4分以内(約半分!)に終わるよう編集中なんです。こうなると、迷うのが「誰のソロをコーラスにかぶせるか」ですよね。スティービー・ワンダーか、ブルース・スプリングスティーンか、ジェームス・イングラムか、はたまたレイ・チャールズか・・・ 贅沢な悩みですね-。それにしても仕事とはいえ、完成版を短縮させるなんてアーティスト達への冒涜のような気がします。

まっ、いいか!もともとバラバラに録音したんだし!いろいろなヴァージョンがあってもOK・・・ちがうかー
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昨日もディズニーリゾートで映画鑑賞してきました。

【宇宙(そら)へ。】
『ディープ・ブルー』で「深海」の神秘を、『アース』で「地球」の軌跡を描いたドキュメンタリー映画の最高峰 BBC ワールドワイドが次に選んだテーマは「宇宙」。
NASA が設立当初から撮影してきた数千時間に及ぶ秘蔵映像が、リチャード・デイルの手で1本の映画として公開されることになったものなのですが、「秘蔵」というほどのものではないと思います。とは言え、これまで断片的な画像や映像としてしか目にしたことのない貴重な記録が「一つのテーマを持ったストーリー」として公開されることには意義があると思います。
「多くの犠牲者の上に今日の宇宙開発が成り立っている」という英雄伝のようにも思え、愛国心の名を借りた全体主義が見え隠れしていたことは否定できません(でもイギリス映画・・・)。あるいは、そうした意図はなかったにせよ、ちょっとドラマチックすぎたかなと思います。しかし何より、CG ではない「本物の映像」というところに心を打たれます。これに触れるだけで、「宇宙はどうなっているのか」という人間の好奇心・探求心の強さ、「宇宙に行けるかも」と本気で考えてしまう人間の創造力、そして「宇宙へ飛びだせる」いう人類が積み重ねてきた知恵の偉大さを実感することができます。
否定的な感想も書きましたが、生で見ることができない分、映画館で「臨場感を味わいながら」観ることをオススメします。
ちなみにこの映画、私は500円で観させてもらいました!シネマイクスピアリだけの特典なのかなーと思っていたのですが、どうやら違うみたいです。ネット検索していたら、毎日新聞の朝刊(7月26日)にこんな記事がありました。

米国の宇宙開発の歴史をまとめたドキュメンタリー映画「宇宙(そら)へ。」の入場料が公開初日と2日目(8月21、22日)は一律500円になる。映画入場料は基本的に1800円で一時的とはいえ500円という低額は異例。宇宙開発事業を進めるIHIが特別協賛し配給会社と映画館の減収分を負担する。

企業のこういう企画って本当に大事だと思います。夏休みということもあるでしょうが、私の周りには小学生くらいの子供達がたくさん座っていました。ワンコインで楽しめるとなったら、あんなに恩恵を受ける子達がいるんですね。みんな真っ暗な映画館を大はしゃぎで走り回ってました(笑)。でも、映画が始まると、食い入るように、夢中になって観ていました。映画に限らずオペラや各種コンサートでも「誰でも気兼ねなく楽しめる」という下地をつくっていくことが「文化や芸術を守る」ことに通ずると気付いてほしいですね。
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