フロリダの惨事

ディズニーワールドでモノレール衝突



「ディズニーランドは安全」と、誰もが思ってるはず。「ディズニーランドで事故なんてありえない」と、若き日の私も信じて疑いませんでした。でも、人間の創ったものですから「絶対」なんてあり得ない。むしろ、あれだけ人が集まる場所ですから、事故があって当たり前なんです。だからこそ、事故の可能性をゼロに近づけるためのたゆまぬ努力が必要なんです。当然の義務です。
でも、ほんの数ミリの見落としから大事故につながるケースが後を絶ちません。2003年には本家ディズニーランドのビッグサンダー・マウンテンが脱線し、11人の死傷者を出す事故がありました。この翌年には同じアトラクション内で衝突事故があり、3人がむち打ち様の負傷をされています。バックステージでの事故はこの際おいておくとして、オンステージでのゲストを巻き込んだ事故は社命をかけてゼロにして欲しい。心からそう思います。
さて、前置きが長くなりましたが、こんなニュースが飛び込んできました。

Two monorail trains smashed into each other at Walt Disney World in Orlando early Sunday morning, killing one conductor and injuring the other.

A Walt Disney World spokesman said the crash happened at about 2 a.m. Sunday on the monorail's last run of the day. The trains were carrying only five passengers and two employees, none of whom were hurt.

"Two trains collided at the ticket and transportation center. One driver on one train is dead and the other driver from the second train was taken to the hospital," said Bo Jones of the Reedy Creek Fire Department.

The crash on the Epcot line in the Magic Kingdom section of the theme park marked the first monorail death there in its 38 years of running.

According to Disney, the theme park runs 12 monorail trains, each with 6 cars traveling the 14.7 miles of elevated rail.

On a typical day, more than 150,000 guests ride the monorail.

深夜2時の最終列車だったそうです。疲れからくる居眠りが原因なのでしょうか。衝突を防ぐための安全装置はなかったのでしょうか。日本のリゾートライナーは大丈夫でしょうか。犠牲者は弱冠を過ぎたばかりの学生運転士だったそうです。「モノレール38年の歴史の中で初めての死亡事故」なんて、なんの言い訳にもなりません。徹底した原因究明を願います。